治安出動想定 御殿場で訓練 静岡県警と陸自34連隊
2023.1.25 静岡新聞
静岡県警と、静岡県の防衛警備を担う陸上自衛隊第34普通科連隊は24日、警察だけでは対処できない事態に自衛隊が出動する「治安出動」を想定した共同訓練を御殿場市の陸自板妻駐屯地で行った。役割分担や連絡手段を確認して対処能力を高めた。
県警からは機動隊員ら約40人、同連隊は約60人が参加した。自衛隊車両を目的地に移動させる輸送訓練が公開された。自衛官が同乗したパトカーが先導し、陸自の軽装甲機動車や高機動車が後に続いた。
訓練開始式で県警機動隊の池田忠雄隊長は「お互いの立場を理解して顔の見える関係を構築し、有事の際に円滑に任務を遂行できるようにしてほしい」と訓示した。同連隊の石田航副連隊長は、互いの能力の把握と信頼関係構築など求めた。訓練は25日まで。検問の設置も行う。
県警と同連隊は2002年に治安出動時の治安維持に関する現地協定を結び、定期的に訓練を行っている。
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